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- 2021.04.22
【5/28金 19:30~ online】Global視点での幸福、 教育のベースにあるもの 【大人のデンマーク留学見聞録】 〜びっくり!しかなかった大人デンマーク滞在日記〜

イベントページはこちら。
息子に「高校、辞めた方がいいんじゃない?」と言った時、「うん、そうする」と彼は答えました。
まさか、そんな簡単に高校中退が決まるとは、親である私自身も思ってはいませんでした。
その後、彼の新たな高校生活も安定したようで、私はデンマークに約5ヶ月の留学に行きました。
それは「大人が変わらないと、子どもたちの未来はない」と思ったことが発端でした。
親として、社会人として、教育に携わる人間として、多くの物を見、話を聞き、相談にも乗りました。
しかし、多くの大人は大きな勘違いをしていました。それは、日本でしか通用しない常識が前提となった考え方だったのです。
一昔前までは、離婚や転職はとても大変なこと、難しいこと、ちょっと人に言いづらいこと、そんな日本で生活をしてきた大人たち。
しかし今は、離婚どころか同性婚もできる時代になりました。
転職どころか大学生が起業する時代になりました。
しかし、しかし、です。そんなことは、欧米では数十年前から当たり前のことだったのですね。
日本は様々な意味で、欧米より30年、40年、50年遅れていると言われています。
戦後の急成長とか、製造業は世界一、経済、文化、スポーツ、教育、テクノロジーは世界に誇れるものだと言われています。本当にそうだとも思います。
しかし、日本国民はあまり日本国以外のことを知らないので、様々なメディアからの情報でそれらの話を鵜呑みにしています。
息子が二つ目の高校で楽しく学び、生活している状況を確認し、私は自分自身の次の一歩を進めました。
それは自分自身が海外で生活をして、日本とはどのように違うのか、を体験するためのものでした。
今回は2020年の7月から12月までの、デンマークのフォルケホイスコーレ International Peoples Collegeでの生活で経験した、世界中からの若者との共同生活のお話です。
全寮制で学び舎と生活圏が一体となったフォルケホイスコーレは、日本にはない、「大人が人生を立ち止まって、自分の人生を見つめ直す場」であり、17.5歳以上の成人なら誰でも、デンマーク人のみならず、外国人も入学することができます。
費用の3分の2をデンマーク政府が負担してくれると言う、優れた仕組みには本当に驚きました。
デンマークに前向きな外国人を招き入れ、自国の人たちの国際化を促進すると言う仕組みにもなっています。
・「国民幸福度が高い国」ランキングで常時上位のデンマークはどんな仕組みがあるのだろう?
・入国初日に電車で車掌さんに叱られた時、周りの乗客が何人も慰めに来てくれるって、涙が出ました、、、
・大規模ゴミ処理施設が首都コペンハーゲンの真ん中にある、って何で?
・犯罪者が社会復帰前に一般人と共に生活をしてから出所する、ってびっくりしました。
・幼稚園から大学まで全て無料、大学院に行ったら生活費、給料ももらえるってどう思いますか?
・市民が学校を作れる、って日本でもできるの?
・大人も子どもも裸で海に入る、って驚きませんか?
こんな話がたくさんたくさんある半年間でした。
そして、私は変わりました。
きっかけがあれば大人も変われるんですね。
そして、まだまだ面白いお話、知っていただきたい様々なことがたくさんあります。
子どもたちの未来のために、大人は変わる必要があります。
一人ひとりが自分らしい生き方をするために、大人が最初の一歩を歩み出しませんか?
まずはそんな話を聞いてみてください。
皆さんのお子さんや、周りの人のために、そしてあなた自身がほんの少し変わるために。
【概要】
精華学園高校 錦糸町校主催 有澤和歌子氏によるオンライン講演会イベント
Global視点での幸福、 教育のベースにあるもの【大人のデンマーク留学見聞録】
〜びっくり!しかなかった大人デンマーク滞在日記〜
日時:2021年5月28日(金) 19:30-21:00
参加費:無料
場所:オンライン(Zoom)
※お申し込み完了後、当日のURLをお送りさせていただきます。
申し込み方法:下記URLからお申し込みができます。
https://forms.gle/QeYB39Kux7jP2HBg9
■スピーカー■

□有澤 和歌子(ありさわ わかこ)
Denmark株式会社 代表取締役、ジプロス株式会社 親子の学びアドバイザー、NPO法人 未来をつかむスタディーズ コミュニケーションプロデューサー、Flamingo Magic Hat アンバサダー
富山県出身、青山学院大学経営学部卒、働くお母さん歴19年。旅行が趣味で40か国に渡航。2020年にはデンマークのフォルケホイスコーレに留学。悩みの種だった息子は高校2年生で、3校目の高校で学んでいる。目下、自慢の息子に変身し、母も少しは心が自由になりました。
「大企業の会社員」が自分の天職と思い、富士通株式会社にて25年働いたが、その後複数のベンチャー企業で勤務。2016年よりキリロム工科大学(カンボジア)の事業に携わり、当時一人息子が中学生だったことから、日本の中等教育への関心が高まり、自身の考え方や行動が大きく変わった。そして息子も大きく変わった。日本の若者が、世界中の人たちと協働できる、笑顔で生きていける社会の実現を目指して匍匐前進中。
■モデレーター■

□菊池 章吾(きくち しょうご)
大学卒業後、公立中学校の英語の講師として勤務。
その後、オーストラリアに留学し、ツーリズムを学ぶ。
帰国後は外国人ツアーガイドを経験。
現在は精華学園高等学校 錦糸町校職員。