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  • 2022.12.06

学校歴じゃなくて学習歴だ

12月に入り、寒さが一段と厳しくなってまいりました。

さて、12/2(金)探究アカデミアのタイトルは「学歴なんか必要ない!」、

ゲストスピーカーは、不登校を経て高校を5日で中退し通信制高校に入り直したという山本ノブヒロさん(以下ノブさん)だ。

ノブさんは、いったいどんな方なのだろう?

エヌアライアンス株式会社の代表取締役で

相愛大学の総合教育センターの非常勤講師で

NPO法人ブラスビートの理事という肩書を持っている。

代表取締役ってことは会社の社長ってことか。ノブさんの現在の活躍ぶりを考えると、どんな半生を歩んできたのか、その時々でどんなことを考えていたのか、自然と興味が湧いてきてしまう。

堅い肩書で紹介したノブさんだが、本人は「大喜利ファシリテーター」という役割を特に強調していた。

お笑い番組でおなじみの大喜利を参加型教育プログラムの教材に取り入れているのだ。

この大喜利ファシリテーターという存在はなんと世界中でただ一人しかいない。

ノブさんはしっかり商標登録もしている。

添付のノブさんの半生を見てください。

高校を中退して働いたのか…ふむふむ。

でもそれから通信制高校を経て大学、大学院へ進学しているぞ。

よっしゃ、ここから順調に…と思っていたら社会人になってうつ病になったり、日雇い労働に勤しんだり、苦労も多いようだ。

その苦労のお陰で、「社会人が寄り道する場」をつくってみたり、社会人としてもう一度大学で学んでみたり、と素晴らしい展開が。

そして「大喜利でメシを食う」という夢を見つけ、36歳で株式会社を設立。

そして、現在も相互理解や対話的コミュニケーションという社会課題に立ち向かっている。

ここでノブさんの不登校経験について触れてみよう。

小学校のころ特に学校に違和感はなかった。

中学1年の時、ふとしたことから周囲の皆に無視されるようになる。

嫌な思いをしたくない。だからそのような所に行かない。ノブ少年はそう考えた。

引きこもった自宅の部屋にはTVとラジオがあり、ニュースも音楽も一通りインプットすることができた。

PCと違い、チャンネルという限られたコンテンツということが今考えたら良かった。

自宅に学校の先生が来ることもあった。

中2時の担任の先生は「来れるんだったら来いよ」と声をかけてくれた。

中3時の担任の先生は「部屋で何してるの?」「何のゲームしてるの?」「どのくらいしてるの?」と声をかけてくれた。中3時の先生の方が自分に対峙してくれているなと感じたそうです。

それから高校へ。

高校時代によく遊ぶ友人たちは、みな偶然違う学校だった。

自然と学校の話題が出ない。これも良かった。

近所のオープンカフェに行くと叔父と頻繁に出くわす。そのうち叔父と話すことが日課になっていく。世間的には引きこもりと呼ばれる状況だったかもしれないが、定期的に叔父とコミュニケーションをとっていることでノブ少年の精神は満たされていた。

ここから進行役の菊池が質問を重ねていく。

「不登校生に対して、周囲はどんな声掛けをすると良いのだろうか?」

承認することではないでしょうか。「この人は私の敵か味方か」ということに敏感だった。

「お花見へ行こう」のようなおせっかいな提案は良い。体験のきっかけは学びにとって大切で、ノブ少年にとっても家族からのおせっかいな提案は体験のきっかけになっていたそうだ。その代わり、本人の「NO」の返答には引き下がってくださいね。

「学歴はどうして必要ないと思うのですか?」

どんな学校へ進学したかということだけで、その後ずっと食べていくことはできないだろう。年齢を経てからも常に新しいことをインプットしていかなければならない。

ここでいう学歴というのは学校歴のようなものと認識している。学校歴のようなものでマウンティングするような人自体、あまり価値のない人であることが殆どですよね。

自分の欲しい物がある学校ならば行きましょう。気の合う仲間や、学びたいカリキュラムがある学校ならば。

「このような思いはどこから来ているのですか?」

個人的にジャイアントキリングを見たいんですよ。

「学歴に変わるもので必要なものとは何でしょうか?」

一言でいうとインプット癖かな。

面白がってインプットする。面白いことを吸収する能力。

他人の口車に乗って体験してみる。嫌なら2度と行かなければいいだけですから。

自分にできないことは、得意な他人にやってもらう。

「本日の参加者へ伝えたいことは何ですか?」

学歴は大事ではないが、全く関係ないとは思わない。

学校の偏差値ランクでなく、自分自身がやりたいことをやる。学歴ではなく学習歴になるならいいですね。

もちろん学校以外の環境でも同じことが言える。

「意識すると良いことは何でしょうか?」

周囲のおせっかいに乗ってみよう。特に子供時代には。

大人はおせっかいをしてあげよう。が押しつけや無理やりはNGです。

体験の幅が広いほど自由になれるのだ。

孤独はつらい。が一人じゃない構図があるだけで絶望はしない。この人は味方なんだと思えるだけで救われる。

学習歴、まさに当校の大切にしていることと一致しているなあと個人的にも思いつつ、トークイベントもフィナーレを迎えた。

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